業界コラム

2016.07.14

『そのガイドラインは誰のため?』

 ここ最近マイクロソフトのWindows10へのアップデートの手法がいろいろと話題になっていますが、いよいよ無償アップデートが2016/7/29と迫り、その手法がより強引になってきたといわれています。そもそも、なぜここまでマイクロソフトがWindows10を進めるのかというと、社の方針がいままでのWindowsのように3年に1度新しいバージョンを発売するのではなく、数カ月~1年おきぐらいに大幅なアップデートを行う方針になったからです。その為、今回のアップデートで最後になるようです。
 
しかし、OSそのものの使い勝手よりも何かと話題なるのが、その更新への手法が強引すぎるという点です。今回の手法で一番私が驚いたのは、「更新ダイアログボックスの閉じるボタンをクリックすると、OKボタンをクリックしたのと同意となる」という点です。キャンセルボタンのついていないダイアログボックスが表示されたときも驚きましたが、この閉じるボタンの仕様変更には更に驚かされました。というのはマイクロソフト社が提示するダイアログボックスのガイドラインには「タイトルバーの閉じるボタンはキャンセルまたは閉じるボタンと同じ機能を持つ。OKと同じ機能を持たせてはいけない」というものがあり、今回のダイアログボックスはこれに違反しているのです。
そもそも、自分たちが作成したルールを変更したということであれば一見問題ないような気もします。でも自ら決めたルールを自分たちの利益的な不都合で変更してしまっては、それはルールではなくなってしまうと私は思います。そして、できれば最後のWindowsなので、更新方法への斬新さではなく、その製品の良さでアプローチしてほしかったと思います。

M・O 

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